関東電気保安協会様| 活用事例・導入実績|eラーニング(イーラーニング)のプロシーズ

活用事例・導入実績

関東電気保安協会様

顔認証LMS利用

課題と施策

関東電気保安協会様は、「電気を安全で効率的にお使いいただくためのサービスを通じて、快適で安心できる社会の実現」という経営理念のもと、お客さまに電気を安心してお使いいただけるよう、日々の保安管理業務に尽力されています。

保安管理業務に従事するための実務経験の代わりとなる「保安管理業務講習」のうち実習を除く座学部分をオンライン化されました。

電気事業法という法制度に則った講習である「保安管理業務講習」は、法律要件をクリアするための条件が複数あります。 そんな法定講習をオンラインで実施して1年経過し、LearningWareの使用感を担当者様にお伺いしました。

学習管理システム(LMS)教材作成オリジナル教材提供
ご利用ご利用ご利用無
飛ばし見防止×受講態度モニタリングの仕組みにより
対面講習と同じような緊張感を持った受講が可能に

プロシーズ側(以下P) ── 講習をオンライン化しようと思われた背景やきっかけとなった出来事は何ですか?

関東電気保安協会様(以下K) 弊協会の「保安管理業務講習」は座学と実習を合わせて5日間連続で対面での講習を実施しておりましたが、受講者・講師ともに負担が大きいことから、実習以外の座学講習についてオンライン化を検討することとしました。

また、他社がプロシーズ様のLMSを導入してオンラインで「保安管理業務講習」を開催していると教えていただき、関東電気保安協会でも同じ運用を行いたいのでお問い合わせをしました。

P ── 保安管理業務講習に関わる課題を詳しくお聞かせ願えますか?

K 比較的大きな工場や事務所ビルなど電力会社から高圧の電気で受電している建物には電気主任技術者という国家資格を持った人の中から電気主任技術者を選任する必要があります。
自社の社員に資格者がいない場合、私どもなどの国に承認を受けた法人等が電気主任技術者となり点検を行うことが出来るのですが、お客さまを担当することができるのは5年の実務経験が必要です。
この「保安管理業務講習」を受けることで5年の実務経験を3年に短縮できるんですよ。

ただ、5日間連続で対面講習を行っていた頃は受講者にも講師にも大きな負担になっていました。
そのため、全5日のうち4日実施していた座学の部分をオンラインでいつでもどこでも受講できるようにすることで、日時を指定して集合する負担を減らそうという検討がはじまりました。

P ── 改めて、どういった思いや意義を持って研修・教育を提供されているのかお聞かせ願えますか?

K 2年分の現場での実務経験の代わりとなる講習であり、受講後には電気のプロとして活躍していただくため、実体験を盛り込み現場目線で分かりやすい講習を行うように努めています。

P ── LMS(学習管理システム)導入の際に重視された点はどんなことでしょうか?

K 「保安管理業務講習」は法定講習のため、受講者が定められた受講時間を学習していることを担保する必要があるなど様々な要件があります。
そのため、顔認証機能を利用して、受講者本人が確実に受講したことが担保できることを重視しました。

P ── そんな中で弊社のLearningWareを選定いただいたのはどういった点が決め手になったのですか?

K 対面で行っていた際の座学と同じような緊張感を持って、学習してもらえる機能などがあることが決め手となりました。

一つは、座学で受講していただく動画に早送りできないようにする飛ばし見防止機能がついている点です。
先にお伝えした定められた受講時間を受講することを担保できることは大事なポイントでした。

二点目は、受講態度モニタリングの仕組みです。
席を外した場合などに動画が停止されるので、受講中の学習態度を担保できる点が魅力的でしたね。

P ── 実際にオンライン講習を実施してみて、具体的な効果やメリットはどうでしたか?

K 対面講習の時間が大幅に削減され、受講者の皆様は座学部分について、自分のペースでオンライン受講できるようになりました。

以前の講習は、平日5日間の日中を使って行う上、全日程を必ず受講しなければならず、会社を休んで参加していただく受講者も多かったのですが、オンライン講習にすることによって、朝や夜など時間帯を問わず学習できるようになり、実習日の1日以外は仕事を休まなくてよくなりました。

講師となる弊協会職員も、全体で5日間の講習のうち座学の4日間がオンライン受講となり、業務負担の削減に繋がっています。この負担が軽減された事で他の業務に時間を使えるようになりました。

P ── LearningWareを活用し、講習の質が向上したと感じる点はありますか?

K 通常のeラーニングでは、ただ聞き流すだけでは知識が定着せず、時間を無駄にしてしまうことがあります。そのため、学習の効果は受講者のやる気に左右されがちです。

しかし、LearningWareは受講態度モニタリングの仕組みがあるため、適度な緊張感を持ちながら受講を続けられ、集中力を保つことができるため、学習の習熟度が向上しやすくなります。

さらに、対面授業では講師によって研修の質が異なることがありますが、講義を動画化し、オンラインで実施することで、優秀な講師による均一な研修が可能になります。

P ── オンライン講習の効果を最大化するための独自の取り組みや工夫している点などがあればお聞かせください。

K オンライン講習でメモしたものを手に実技講習を受講されている方もいらっしゃって、オンライン講習でも非常に真面目に集中して学習できている様子を感じています。そのため、オンライン講習の内容を実技講習に混ぜ込み、それとなく伝えると、受講者の良い反応が得られています。
オンライン講習での内容を実技講習に生かす事によって、より理解を深められるようになると思います。

P ── 講習を受講した方の反応はどうでしたか?

K オンライン化されたことで座学は自分のペースで受講でき、対面講習は実習日の1日のみとなったため、都合がつけやすくなったと大変好評です。毎回募集開始後、すぐに満席となっています。

また、ある受講者の方は、別の企業で電気関係の仕事をしながらも、働く中で解消できない疑問を抱えていました。資格を取って2年ほど働いていたものの、なかなか理解が深まらず悩んでいたそうです。そこで、実務経験も短縮できる「保安管理業務講習」を受講することに決め、講習を受けたところ、「やっと理解できた!」と大変喜んでくださいました。さらには、関東電気保安協会に入りたいとまでおっしゃっていたそうです。この講習が役立ち、本当にやってよかったと感じたエピソードです。

P ── 今後の展望や計画はどのようなものですか?

K LearningWareを活用させていただき、協会職員向けの研修・外部の受講者向けの講習をさらに充実させられればと検討しています。

P ── ありがとうございます。今後、プロシーズに期待するところは?

K 講師は技術者として優秀であっても、全員が話し方のプロではありません。中には、発音が聞き取りづらかったり、現場経験者しかわからない専門用語を無意識に使ってしまうこともあります。その結果、受講者の理解度にばらつきが生じる可能性があります。
今後は、プロのナレーターや合成音声などより聞き取りやすい音声の活用を検討し、こうした問題の改善を図っていきたいと思っていますので、ご提案などいただけますと幸いです。

P ── ありがとうございます。ご提案含め、これからもご期待に添えるよう、引き続き取り組んでまいります。

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