一般社団法人家庭まち創り政策ラボ様| 活用事例・導入実績|eラーニング(イーラーニング)のプロシーズ

活用事例・導入実績

一般社団法人家庭まち創り政策ラボ様

LMS利用

課題と施策

一般社団法人家庭まち創り政策ラボ様は大手戦略コンサルティングファーム発の省庁の政策策定プロジェクトを起点として、産学官協創の「ソーシャルプロデュースコンソーシアム」を形成。日系大企業・国内外大学・行政機関等の約110組織と共に、新しいアプローチでの事業協創や産学官連携に取り組んでいらっしゃいます。

各々のリソースを持ち寄り「協創」することで、分野横断的な産業創造・社会課題解決を実現。『世の中の垣根を越えて、新たな社会インフラを協創すること』を命題に、日本ならではのイノベーションの形を創ることで、社会全体の閉塞感をなくすことを目指されています。

今回はその一部である保育士のキャリアアップを図るプロジェクトにおいて、eラーニングシステムを導入いただきました。 今後は保育関連のプロジェクトに限らず、様々な分野でオンライン化を検討されています。

学習管理システム(LMS)教材作成オリジナル教材提供
ご利用ご利用無ご利用無
5~10分の隙間時間でキャリアアップ
忙しい保育士の学習をオンライン化

プロシーズ側(以下P) ── eラーニングを始めようと思われた理由は何だったのでしょうか。

家庭まち創り政策ラボ様側(以下K) 忙しい保育士さまにキャリアアップを効率的に行っていただくため、業務の合間に受講できるeラーニングでキャリアアップ研修を始めようと思いました。

保育士等キャリアアップ研修に取り組んでいただくことで、国の補助金対象となる役職が増えるため、保育士さまの処遇改善が期待できます。

また新型コロナウイルスによる影響で、集合研修の実施が難しくなりました。この機会にオンラインで学ぶことが一般的になっていくきっかけにもなると思います。その点でも、オンラインを活用することは重要だと思っています。

P ── LMS(学習管理システム)導入の際に重視された点はどんなことでしょうか?

K 主に「リーズナブルな価格」、「充実したコミュニケーション機能」、「多言語対応」の3点を重視しておりました。

1つ目の「価格」では、システム利用料金がリーズナブルだという点です。

私たちがやりたいことを考慮したときに、初期費用と月額費用(ユーザー数が増えるごとにかかる)の料金体系のバランスがちょうどよかったですね。

2つ目の「コミュニケーション機能」では、学習をする上で、受講者と講師が簡単にコミュニケーションを図ることができるシステムを取り入れたかったという点です。

受講者が義務感で学習するのではなく、自ら進んで学習に取り組むことができるシステムが、保育士の専門性を向上させると考えています。LearningWareは、集合研修で学習する以上の双方向のコミュニケーションがとれる可能性を感じました。

3つ目の「多言語対応」では、今後の海外展開に向けて広範囲に多言語対応をしていたという点です。

私たちの団体には様々な研究を行っている方々が所属され、私たちは新しいアプローチでの事業協創や産学官連携を行っています。その中で、幼児教育や食育、大学入学前の日本式教育などの教育分野においては、アジア諸国でニーズがあるため普及活動を考えています。
日本の教育内容をアジア諸国に広めていくために、広範囲にわたって多言語対応しているeラーニングシステムが必要でした。

P ── 保育士等キャリアアップ研修でのeラーニングの活用法を教えて下さい。

K 私たちが提供する保育士等キャリアアップ研修のカリキュラムでは、あらかじめ教材を用意し学んでもらう「eラーニング学習」とeラーニングで学習した内容を踏まえた「ライブ研修」の2方面から行っています。

eラーニング学習では5~10分の隙間時間を活用して、自分のペースで学んでいただいています。

また受講者が質問するための「Q&Aの作成」、アウトプットを促す「確認問題の追加」など、受講者と講師が双方向のコミュニケーションを図るためにeラーニングを活用しています。

海外展開を見据えて
eラーニングを活用した教材制作

P ── 他の事業ではどういった場面でeラーニングを活用していくのでしょうか。

K eラーニングを活用して、シンポジウムの「アーカイブ配信」と「教材制作」をしたいと考えております。

私たちは日本や中国の大学と共催して、保育に関する国際シンポジウムに取り組んでいます。
しかし日本と外国との時差の関係で、シンポジウムのライブ配信に参加したくてもできない方が大勢いることを懸念していました。

そこでeラーニングを用いて「アーカイブ配信」することによって、時差によるライブ配信が難しい場合でも対応していけます。

またシンポジウムの内容ごとに確認テストを行い、別途修了証の発行ができれば「eラーニング教材」にもなると思っています。

P ── eラーニングを活用して、食育の資格の立ち上げを行うとお聞きしました。どのような経緯だったのでしょうか。

K 日本で食育指導士(全世代に対し「食と健康」の指導ができる人材)という資格があるのですが、この資格認定活動を中国でも展開したいと考えています。

オンライン配信で食育に関する国際シンポジウムを開催したところ、700人程度の方々に参加いただきました。その際、継続して食育のコンテンツを学びたいというニーズがあり、資格の立ち上げを決めました。
保育士や栄養士の方が補助的な資格として取得できるよう、中国でも食育を広めていきたいと考えております。

資格取得までにかかる受講側の学習効率、管理側の業務効率という面でもeラーニングを活用することで、効果的になると考えています。

P ── eラーニングを導入することで、何か変化はありましたか?

K オンラインで保育士等キャリアアップ研修を行えたことはもちろんですが、弊社の子育て中の社員が、場所と時間に制限されることなく働けるようになったことが大きな変化でした。
いままでは子育て中の社員が集合研修をする際には、体力面・精神面で難しい場合がありました。

オンライン研修を始めることにより、在宅ワークが可能になったことや、アーカイブ配信(eラーニング)が増加して時間的制限も緩和されたことなどが相まって、子育て中の社員でも研修の運営・マネジメントを行うことができるようになりました。
私たちとしてもeラーニングをはじめとしたオンライン化によって、雇用形態の多様性や柔軟性を享受することができ、優秀な方々とお仕事を続けられるというメリットを感じています。

P ── 今後、プロシーズに期待するところはございますか。

K 頻繁にアップデートをいただいていると思いますが、「オンラインとオフラインのつなぎこみ」、「国際展開時の通信環境の提示」、「操作の注釈」という点で機能改善を希望しています。

1つ目はオンラインとオフライン(受講後の業務)をつなげていただきたいと考えています。

大人数の方に修了証の発送や再履修のカリキュラム発送といった業務があるのですが、システム上から発送業者に発送の注文ができ、受講者にお届けできるといったことが実現できれば、より効率化されると考えています。

2つ目は国際展開時の通信環境の提示をいただければと思っています。

日中間でオンライン配信をしていると、通信が安定しないことがあります。
そのため海外で利用した際に具体的にどこであれば通信環境が安定するのかを知りたいと思っています。

3つ目は操作の注釈があれば、使い方などをお伺いする手間が省けると思います。

管理画面操作や受講時に、管理者や受講者にとって助けとなる案内を増やしていただければ、さらに使いやすいシステムになると思っています。

P ── ありがとうございました。より使いやすいシステムを提供できるよう取り組んでいきたいと思います。

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