2015.06.01 社員研修計画で意識したい3つのポイント
社員研修は充実されていますでしょうか?
講師を呼ぶだけではなかなか交通費や会場費、印刷代などの手間がかかるので、弊社ではeラーニングをおすすめします。
集合研修にしても、eラーニングにしても、より「伝わる」「行動変容を起こす」ためには改善がうまくいく社員研修計画を立てることが大事です。
「うまく行いたいがどのように行えばいいのかわからない」「フローを作ってやっているのに、なぜかうまくいかない」など、お悩みの方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、講座を作るだけではない、社員研修計画で意識したいポイントを考えてみたいと思います。
まずは、一般的な社員研修のPDCAサイクルをまとめてみました。
社員研修のPDCAサイクル
- PLAN 社員研修計画を立てる
- DO 社員研修計画に基づいた研修を実施する
- CHECK 行った社員研修の問題点を洗い出します。
- ACT 洗い出した問題点を元に改善策を提示。次回の計画につなげる。
ここまでは実践されている企業様も多いかと思います。
今回はさらに、社員研修を成功させるために、PLAN、DO、CHECKの部分で大切なポイントをご紹介します。
みなさまが取り組まれている研修業務へのご参考にしていただきたいと思います。
社員研修計画で意識したい3つのポイント
PLAN 展開する部署の管理職の方々の協力を仰ぐ
展開する部署の管理職の方々の協力を仰ぐ事はとても大事です。
実施の目的と、時間を確保してでも行う意味があることを周知徹底すること、そして完了するまでのフォローの協力を求めます。
組織からの指示で受講するものですと、学習の進捗に遅れなどが発生し、うまくいかないこともしばしば発生します。
状況に応じて後押ししてあげるために、管理職の方々のフォローを仰ぐ必要があります。
DO 実施する時期が適切かどうかの確認
実施時期に配慮がなされているかという点も大事なポイントです。
業務に必要な学習の場合、皆が時間を工面して取り組んでいるはずです。
部署によっては繁忙期に研修期間が設定されるだけで、集中力はそがれることでしょう。
場合によっては運営担当部署に対する不満となってしまうことさえあるかもしれません。
長期的にはそうしたことが毎回起きることで組織内で提供される研修の信頼性や取り組みへの優先度が下がっていくことにもなりかねません。
CHECK 実施した後のアンケートの取り方を工夫する
最後の成功させるポイントは、実施した後のアンケートの取り方です。
昔から研修には評価のアンケートはつきものだと思います。
しかし、従来は「内容が分かりやすかったか」や「満足度」を問うものが多くみられました。
ここでは、それを今一度考え直してみて頂きたいのです。
受講者が「本当にためになったな」「明日からの業務に役に立つな」という有効性を感じてくれるレベルでの満足感を問う必要があるのです。
その理由は2つあります。
1つには、次回の研修を検討する時には前回の振り返りが必要です。
そして何に満足を感じているのかまた不満を感じているのかを測ることで次には的を射た内容へ改善できるのです。
次に、部課長さんへの結果報告として、成績データはもちろんですが、学習者が協力的であったかどうかということも管理職の皆さんは気にしているはずです。
この「有効性」についてのアンケート結果から次回からの改善点を見つけ出し、活かすことで改善(ACTION)につなげることができます。
また、このアンケートをとる、結果を報告を行うことに対してもeラーニングはとても有効です。
各地にちらばる社員に事後アンケートをとることも、それを集計することも一苦労です。
eラーニングシステムがあれば、社員・受講者の方々に通知も簡単に行うことができ、スマホがあればいつでも、どこでもアンケートを書けますし、確認テストも作成することができます。
結果も管理画面から見ることができ、集計が可能です。ぜひ社員研修計画にeラーニングの実施をご一考くださいませ。
いかがでしたでしょうか。
また来期、受講者さんが研修の案内を受け取って、「お、今回も役立つことが入っているかな」と 思うのか、「この研修本当に意味があるのかな ・ ・ ・」と言うのか。
これらのポイントをふまえた対策を行うことによって研修の成否が決まっていくでしょう。
学習にメリットがあるという共通認識を作るには困難がともなうかもしれません。
そんなときは協力者を得るために、いろいろな人と相談してみましょう。
弊社ではeラーニング教材制作やeラーニング教材提供、eラーニングシステム(LMS)の提供によって、数多くのeラーニング研修をサポートした実績がございます。
教材やシステムでお困りの際や様々な事例紹介のご要望の際にはぜひ、お問い合わせくださいませ。