曙ブレーキ工業株式会社様研修フローを一元化し効率性アップ現場からも「管理しやすい」の声

課題と施策

曙ブレーキ工業株式会社様は、主に自動車や自動二輪、鉄道車両などのブレーキ製品を開発、製造し、モノづくりの企業として、世界の安全・安心に貢献しています。長年、サステナビリティへの取り組みを進めており、環境負荷低減に向けた新しい技術の創出にも力を入れていらっしゃいます。
また人材育成にも熱心に取り組まれていますが、効率化や、さらなる改善・強化に向け、LearningWareを導入されました。現在はコンプライアンス研修や社員なら誰でも受講できる公開講座など、多様な場面でお使いいただいており、2,500名ほどの社員の方にご利用いただいております。導入に至る経緯や課題、社員様からの反応についてお話を伺いました。

研修フローを一元化し効率性アップ
現場からも「管理しやすい」の声

講習のオンライン化を始めようと思われた理由は何だったのでしょうか？

弊社では「会社を成功に導く最も重要なファクターは『人財（社員）』である」という考えのもと、社員一人ひとりが活躍するために必要な知識やスキルを自発的に学べる機会と環境の提供を進めています。その機会・環境の改善として、受講者のユーザビリティを向上させ、研修受講の全体フローを効率化し強化するために、LMS導入の検討に至りました。

コロナ禍以降、弊社では人材育成のプラットフォームをオンラインに移行しました。その際に表計算ソフトやイントラサービス、アンケートアプリなど多様なツールを組み合わせて全体を管理できるようにフローを構築していましたが、リアルタイムに受講管理ができないことが課題でした。受講履歴の取りまとめ作業だけでなく、リアルタイムに受講管理できないために受講を促す呼びかけを人事部が行う必要があるなど、現場管理を行う部署側の受け身にならざるを得ないストレスや人事部側の作業負担がありました。対象社員は約2,500名、必須講座は10科目を超えていたこともあり、負担は大きなものでした。

そこで、人事部が毎回手を入れなくてもワンストップで行えるシステムの導入により、業務の効率化と現場管理を行う上司の使いやすさ、さらには受講者の使いやすさを向上させ、社員の自律的な学習の促進を図りたいと考えたのがきっかけです。

数あるeラーニングシステムの中からLearningWareを選ぶに至った決め手はございますか。

数点ございます。特に重視したのは使いやすさです。マニュアルを読まないと操作できないような難しいものではなく、受講者が直感的に理解でき、迷うことなく受講できるシステムを探していました。LearningWareはデザインがシンプルで操作しやすく、要件にピッタリ当てはまると感じました。

もう一つは求めるコストと機能のバランスが良かったことです。特に、講座の配信や未受講者へのフォローなど、人事部が手作業で行っていた工程の自動化と、本人や部署単位での受講履歴の確認といった管理機能が予算内で実現できるというのが大きなポイントでした。

LearningWareは全体が管理しやすいシステムだと感じましたし、なにより上司が部下の学習進捗を確認できることから、部署として人材育成に主体的に取り組める枠組みを作ることができると感じました。

導入の際にシステムが定着するように人事部様からフォローされたことなどございますか。

いかに簡単とはいえ、社員に使い方などの説明の機会は必要だと感じていました。そのため導入前に、部下の進捗状況を確認する上司の方々や講師向けにビデオや対面による説明会を設けました。またシステムを更新する際にはマニュアルを作成し、後から確認できるようにしています。

さらにシステム使用時の疑問や問題が発生しないよう、上司に関しては受講結果のみを表示させるなど操作画面をシンプルにすることで、人事部への問い合わせを減らす設計を心掛けました。

LearningWare導入によって期待した効果は得られましたか。

ある部署の方から「自分が受講する講座はもちろん、部下の受講状況もわかりやすく、今までよりもすごく楽になった」とお電話をいただきました。同様の声は各拠点向けの事前説明会の際にも上がっていて、開始早々「わかりやすい」という声が聞かれました。導入してよかったと感じた瞬間でしたね。

また未受講者のフォローに関しても自動化でき、業務の効率化につなげることができました。人事部が呼びかけを行っていたころは未受講者が常に30名程度残っていたのですが、今回は未受講者数が5名以内にまで減少しました。

導入時はLearningWareだけではなく、さまざまなツールを取り入れて人事部のDX化を進めていたタイミングでもあります。その結果働き方が変わり、負担を減らしながら新鮮な気持ちで仕事ができています。効率化できた時間で新たな企画を練ることもできているので、よい効果が生まれていることを実感しています。