2015.06.16 シンガポールの研修ニーズ
先週、先々週とシンガポールへ出張してまいりました。
そこで、日系企業の方々にたくさんお会いして、研修でのニーズについてお尋ねしていました。
多くお聞きしたのは、日本人が異なる文化や宗教的背景を持ったスタッフと一緒に仕事をする上で、必要な配慮を学ぶためのよい方法はないか、また、その外国籍のスタッフに知ってほしいことを学んでもらうための良い方法はないか、といった事でした。
また、ある企業さまでは、各国からITエンジニアとして養成する人材を集めておられ、日本企業で働く上で知っておいて欲しい事がたくさんあるため、教材にしたものを学習してから日本へ来てほしいといったお話もありました。
これは学ぶべきことを教材にしてお渡しすれば良いという簡単な話ではなくて、どこまで指示通りに目を通してくれているのか、また、本当に理解できているのか、といったことも把握する必要があるためeラーニングを使うことに意味があるというお話でした。
企業としては優秀な人材であれば国籍を問わずに採用したいという時代ではありますが、現場ではノウハウが明文化されたり、蓄積されたりしていないのが実情なので試行錯誤を重ねていらっしゃいます。
弊社では、これまで教材の多言語化、システムの多言語対応など行ってきましたが、グローバル化に伴い、ニーズの高まる教育内容も視野に入れて、人材の育成を支援する仕組みを提示・提供していかなければと感じた、シンガポール出張でした。