マイクロラーニングとは?法人研修におすすめの理由と導入事例

公開日: : 研修内製化

多忙な管理職や社員、働く場所が異なる派遣社員、また在宅勤務の従業員に、どのような教育を行っていくべきかお悩みではありませんか。いずれも集合研修が実施しづらいほか、積極性の醸成が難しいなど、さまざまな課題をはらんでおり、頭を悩ませる人事担当者様は数多くいらっしゃいます。

マイクロラーニングは、こうした課題を解決する人材育成方法の一つとして注目されています。

今回はマイクロラーニングの詳細やメリット・デメリット、eラーニングとの違いや法人研修に最適な理由を、事例とともにご紹介します。

 

マイクロラーニングとは

マイクロラーニングとは1回の学習時間を1〜5分程度、長くても10分ほどに細分化して学ぶ方法です。動画による学習の他、クイズを解いていくものなどさまざまな形があります。

どこのサイトやメディア・媒体で学習可能かは限定されておらず、社内で作成した教材以外にも、YouTubeやTwitterなどにアップされる短時間の動画なども含まれます。例えば、従来であれば30分かかる料理の手順を3分程度にまとめたものや、ゲームの説明動画なども、広く見ればマイクロラーニングの一つといえます。

またスマートフォンやタブレットなど、デバイスを問わないのもポイントといえるでしょう。例えば通勤時間や業務のスキマ時間なども、スマホなどのデバイスで閲覧でき、インターネットが繋がる環境であれば、学びの時間に変えることができます。

人が一度に学習に集中できる時間は、長くても15分(※)と言われています。いつでも時間のある時に、細分化された学習ができるというのは、続けやすさにもつながります。

※においマネジメント【その9】人が集中できる時間は最大45分:においマネジメント – コラム | 月刊総務オンライン
https://www.g-soumu.com/column/2020/01/nioi9.php

 

eラーニングとの違い

マイクロラーニングと似た言葉のひとつに「eラーニング」があります。eラーニングとはインターネットを用いて行う学習のことです。

ざっくりいうと、「eラーニング」は「オンラインで学習する」ことで、「マイクロラーニング」は「(オンラインに関係なく、)学びやすいように工夫した学習の様式や概念」を指します。

eラーニングの黎明期は受講しにくいeラーニング教材が多く、そのひとつとして、「eラーニングは長いので勉強しづらい」といった認識をもたれていました。マイクロラーニングはそのような従来のeラーニングを刷新すべくできた様式や概念で、マイクロラーニングとeラーニングの違いとしては以下の点が挙げられます。

 

1.学習時間

これまでのeラーニングは一つの教材の学習時間が30分や1時間など、比較的長い傾向にありました。しかしマイクロラーニングは長くても10分程度と、従来のeラーニングに比べるとかなり短い時間で一つの学習を終えることができます。

 

2.受講デバイス

eラーニングの多くは、パソコンで受講することを前提に設計されたものが多い傾向にありました。一方、マイクロラーニングはスマホやタブレットなどでも学習することができます。そのため従来よりも、学びの機会が得やすくなったと言えるでしょう。

 

3.学習管理システム

eラーニングは学習管理システムに学習コンテンツが付随するという形が一般的です。一方マイクロラーニングは一つの学習を短く細分化したものを指すため、学習管理システムがないものも該当します。そのため管理側からすると作成・配信しやすく、受講者側は学習媒体の幅が広がるというわけです。

 

マイクロラーニングのメリット

このような特徴を持つマイクロラーニングにはさまざまなメリットがあります。受講者、および管理者それぞれの側面から確認していきましょう。

 

受講者側に対するメリット

1.受講しやすい

学習内容が細分化されており、短い時間で学習できるため、受講者は自分の好きなタイミングを学びの時間にすることができます。

2.学習効率が高まる

コンテンツの組み合わせを変えることで、これまでよりも効率的に学習を進めることができるのもマイクロラーニングの特徴の一つです。目的に合わせて組み合わせや内容を変更する、受講者自身が学びたいものだけを選んで学ぶなど、学習効率を高めることができます。

また就業中は、学習中に電話や急な打ち合わせが入ったりして、途中で中断することが多い状況といえます。場合によっては、戻ってきてから再度同じところを学習し直すということも発生していました。

その点マイクロラーニングは、一つの単元が短いので中断されにくく、また短い時間で全体を把握することができます。

 

3.学習習慣が身につきやすい

時間が短いため、通勤時間や業務の合間など、生活習慣に取り入れやすいことも、マイクロラーニングのポイントです。そのため、これまで学習意欲はあったものの、まとまった時間がとれず、なかなか学習習慣が付けられなかった人におすすめの方法だと言えるでしょう。

 

4.ミレニアル世代・Z世代との親和性が高い

ミレニアル世代とは1981年以降に生まれ、2000年以降に成人になった社会人のことを指します。またZ世代とは1996年以降の、生まれたときからインターネットが当たり前に存在していた、いわゆるデジタルネイティブと呼ばれる世代です。

彼らは従来のやり方にとらわれず、新しいものを柔軟に取り入れていきます。また「モノ」より「コト」を大切にし、特にZ世代については、学習によって自分にどんなメリットがあるかを見極めようとする傾向があり、なおさら、形にとらわれない学習をする傾向にあります。PCだけでなくスマホ・タブレットでも受講できるマイクロラーニングは、情報を効率よく学習することを望むミレニアル世代・Z世代との親和性は高いと言えるでしょう。

 

管理者側のメリット

管理者のメリットとしては、一つひとつの単元が短いため、作成時間が短く、また修正もしやすいという特徴があります。法令や状況など、頻繁に変わる内容が含まれている教材の場合は、特にメリットを感じやすいでしょう。

 

マイクロラーニングのデメリット

短い時間で効率的に学習できる一方、マイクロラーニングは長時間学習が必要なものや、複雑で難しいことを学ぶには不向きのツールとされています。

 

長時間学習には不向き

宅建試験の合格のために必要な勉強時間は400時間程度(個人差あり)といわれています。例えば、400時間分の講座をマイクロラーニングで5分の単元に分けた場合、400時間×60分÷5分=4800単元 となります。隙間時間で学習するには気の遠くなるほどの回数を重ねる必要があり、まとまって学習できない分、効率性も下がり不向きと言えます。

 

複雑な内容を伝えるには短い場合がある

また時間が短いため、経営課題の解決法など複雑な内容については十分に説明しきれない側面があるのも事実です。しっかりとした解説が必要なものなどは、マイクロラーニングには向いていないと言えます。

 

OJTや実践学習などと組み合わせることで活用できることも

どうしてもこうした内容をマイクロラーニングで学ばせたい場合は、OJTや実践学習などの機会を別に設ける必要があるでしょう。あくまで要点を押さえるため、また反復学習のためにマイクロラーニングを利用すれば、学習に生かせる可能性もあります。

 

マイクロラーニングが法人研修におすすめな理由

こうした特徴のあるマイクロラーニングは、実は法人研修にこそおすすめです。その理由をご紹介します。

 

1.忙しい時間の合間に学習できる

通勤時間や業務の合間に確認できるマイクロラーニングは、管理職を始め忙しい社会人に馴染みやすい学習方法です。単元ごとに区分されているため学習したい箇所をピンポイントで探しやすく、場合によっては業務の方法がわからなくなった時に、動画を流しながら対応することもできるでしょう。

 

2.集合研修の代わりになる

在宅勤務や勤務地の違う社員を一同に集めて研修を行うというのは、あまり効率的な方法ではありません。また業務をストップして、交通費や時間をかけて所定の場所に集まって研修を受けなければならないというのは、社員にとってモチベーションダウンになることもあるでしょう。

しかしマイクロラーニングなら、自分の好きな場所でタイミングの良い時に学習できます。知りたいポイントだけが学習できるので、受講意欲も上がりやすくなるでしょう。

 

マイクロラーニングによる法人研修事例

では実際に法人研修において、マイクロラーニングはどのように活用されているのでしょうか。さまざまな業種や各種研修の導入事例を見ていきましょう。

 

営業での活用事例

外出の多い営業にとって、スマホで学習できるマイクロラーニングは相性の良い学習スタイルと言えます。参考書を持ち歩く必要がなく、短い時間で学習できるので、移動時間や商談の合間に学習が可能です。

実際にマイクロラーニングを活用し、MRが新薬の知識を学んだり、携帯電話販売店や飲食チェーン店のスタッフが、入れ替わりの早い新商品の情報を得たりしているところもあります。

 

研修としての活用事例

以前からアルバイトやパート社員、また派遣社員など、働く時間や場所が異なる人材に対して、どのように人材育成していくかについて課題を抱える企業は少なくありませんでした。さらに近年は新型コロナウィルス感染拡大の影響もあり、これまで集合研修を行ってきた企業も、人材育成のあり方を見直さざるを得ない状況となっています。

こうした状況の中で注目を浴びているのがマイクロラーニングです。場所を問わず、それぞれのよいタイミングで取り組めるため、基礎的な知識の習得や研修の代わりに活用しているところもあるようです。

 

新人研修での活用事例

マイクロラーニングは反転授業にも活用できるとされています。

反転授業とは、動画などを使って事前に自宅で予習し、実際の授業時間では意見交換やワークなどのアウトプットを行うという学習方式です。アウトプットすることで、より学習成果が上がりやすくなるほか、実践的な力が付きやすいという特徴があります。

新しいことを学ぶことが多い新人研修では、マイクロラーニングをインプットの手段にし、アウトプットの場を設けることで、反転学習を活用した学習が可能です。

オンラインで受講できるため、所在がバラバラである内定者や、配属が決まった新入社員にも導入しやすい学習方法といえるでしょう。

オンライン上でインプットもアウトプットも完結する必要がある場合は、インプットをマイクロラーニングで行い、意見交換などのアウトプットの場をライブ配信を用いたり、社内SNSで発信したりします。

 

属人的な技術や知識の引き継ぎ

中には技術や知識が属人的になり、うまく引き継ぎができなかったり、特定の社員がやめるとその仕事を担当できる人がいなくなってしまったりすることもあります。

こうした「人に紐付いたスキル」を見える化し、会社の財産として蓄積できることも、マイクロラーニングの良い点と言えるでしょう。

例えば1時間の動画をとなると、かなりの労力を割く必要があるため、現場で活躍する社員は敬遠しがちになるでしょう。マイクロラーニングでは5~10分程度の動画になるため、作成にかかる労力が小さく、動画で伝えることで、言葉ではなかなかイメージできない内容も共有することができます。また手順を統一できることも、メリットの一つとなっています。

 

まとめ

さまざまなメリットがあるマイクロラーニングは、事業者だけでなく受講者にとっても取り入れやすい学習の形だといえるでしょう。今回ご紹介した事例以外にも、マイクロラーニングにはさまざまな活用の方法があります。

一同に集まることが難しくなった今だからこそ、改めてマイクロラーニングの導入を検討してみてはいかがでしょうか?

プロシーズではICTを活用した、新たな「学び」を生み出し続けています。マイクロラーニングもその一つです。「どんな内容にすればいいのかわからない」「作り方がわからない」など、人事担当者様のお悩みに、親身になって対応いたします。ぜひ一度ご相談ください。

 

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