ブレンディッドラーニングとは?集合研修・教育とeラーニングの組み合わせ

欧米はもちろん、日本でも急速に注目を集めている学習方法「ブレンディッドラーニング」について耳にしたことがある方も多いでしょう。

ブレンディッドラーニングは、複数の研修手法を組み合わせた学習のことです。
代表的な例として、集合研修・教育とeラーニングとを組み合わせた学習方法が挙げられます。

ブレンディッドラーニングは学習効果が高く、また研修の管理が容易になるため、社内研修に取り入れる企業が増えています。

この記事では、eラーニングを取り入れたブレンディッドラーニングがどのようなものなのか、なぜ学習効果や研修の管理が容易になるのかについてご紹介します。
なお、ここでは、集合研修と学校の教室で行う集合教育を、「集合学習」としています。

 

ブレンディッドラーニングとは

ブレンディッドラーニングとは、複数の研修手法を組み合わせた学習のことですが、最近では、従来行われている研修施設や教室での集合学習に、eラーニングを組み合わせた学習方法のことを指しています。
2000年代になってからアメリカの学校教育で急速に注目を集めており、従来型の集合学習より学習効果が高まるといわれています。

学習効果を高める理由

ブレンディッドラーニングの代表的な学習効果を高める理由として、次のようなことが挙げられます。

  • 知識学習をeラーニングで個別に行うことにより、各自のペースで学習できる
  • 集合学習におけるディスカッションなどにより、eラーニングで得た知識の理解が深まる

さらに、近年では、ブレンディッドラーニングを研修に取り入れる企業が増えており、新たなメリットも出てきました。

リストにすると下記のようなメリットがあります。

企業(管理)側のメリット

  1. 集合研修でディスカッションや質疑応答などを行うことで学習効率がよくなる
  2. eラーニングの学習管理システムによって、学習者の学習履歴や進捗はもちろん、集合研修の出席・評価・レポートなどを効率的に管理できる
  3. eラーニングを研修に取り入れる際、取得できる学習データや身につけた知識・スキルを管理することによって、評価やマネジメントに役立てられる
  4. 遠隔地で勤務するスタッフにeラーニングによる学習機会を作ることができる
  5. eラーニングで学習できる分だけは集合研修にかかるコスト(移動や会場、講師など)を削減できる
  6. 教育ノウハウを蓄積できる
  7. eラーニングによる、講師の質に寄らない均質な教育内容を提供できる

受講者側のメリット

  1. 学習者が自分のペースで進められる
  2. 自身に合った学習を行うことができる
  3. 自身がどこまで達成したのかをみることができる
  4. WEBを通じたフィードバックやメンタリングを受けることができる
  5. 遠隔地にいても学習機会を得ることができる

次は学習効果や生産性といった視点からこれらを具体的に見ていきましょう。

 

ブレンディッドラーニングにより学習効果が高められる

eラーニングを利用したブレンディッドラーニングが従来型の集合学習と比較して学習効果をなぜ高められるのか、その理由を詳しく見てみましょう。

理由1 eラーニングにより学習者が自分のペースで学習できる

ブレンディッドラーニングの学習効果が高い理由は、第一に、eラーニングを利用することにより学習者が自分のペースで学習できることがあげられます。

知識や学力の個人差がある

一般に集合学習においては研修のグループやクラス内に知識や学力の差があります。
教師がどの知識レベル・学力に合わせるべきか、はこれまでの集合学習の大きな課題とされてきました。

社員研修を例にしますと、知識レベルの高い社員に合わせれば、知識レベルの低い社員はついていけず、逆に知識レベルの低い社員に合わせると、知識レベルの高い社員は退屈することになります。

eラーニングは個別学習が可能

しかし、eラーニングにおいては、学習者は個別に学習を行います。

もしわからなければ何度でも戻ることができ、自分のペースで学習できます。また、自分の理解度を可視化することで、弱点分野を選んで学習することもできます。学習の仕方もそれぞれで、ひたすらテスト問題を解いたり、資料をしっかり読み込んだり、といったように個別で行うことができます。

それにより、クラスや研修のグループ内で学力や理解度に差がある際にも、それぞれの学習者にとって最適な学習を行うことが可能となります。

理由2 集合研修での質疑応答などにより理解が深まる

知識学習を個別に行い、集合研修の時間は知識学習以外のことに使えることも大きな理由のひとつです。

集合研修では、eラーニングで得た知識をもとにして、たとえば以下のことに時間を使うことができます。

eラーニングで事前学習した際の集合研修例

  • eラーニングで解消できなかった疑問点についての質疑応答
  • 知識の動機づけを行うための講義
  • 学習者同士によるディスカッション
  • 実践的なロールプレイ

など

eラーニングで得た知識をもとにして、集合研修を効果的に行うことにより、知識の理解がより深まることになります。

理由3 集合研修後のレポート提出や復習・フィードバックにも利用できる

集合研修で得た体験をさらに発展・行動変容させるために、研修後にもeラーニングを利用することができます。例えば、下記のようなことを行うことでより理解度が深まります。

  • WEB上で研修のフィードバックを行うことで言語化
  • ネクストアクションに関するレポート提出
  • 定期的な復習

など

気づきを行動変容へとつなげる

人の記憶の忘却について調べた有名な実験に「エビングハウスの忘却曲線」というものがあります。それによると、人は記憶したことを徐々に忘れてしまい、1ヶ月後には記憶したことが21%ほどしか残らないという結果が出ています。

せっかく得られた気づきを忘れるのは大変もったいないことです。

研修後にも活かせるeラーニングを活用して、「気づきを行動変容へとつなげること」をサポートすることが大事です。

 

研修の生産性向上が見込める

eラーニングを取り入れたブレンディッドラーニングを研修に取り入れる企業が増えているのは、従来型の集合研修と比較して、研修効果を高められることが第一の理由です。

それに加え、eラーニングを使用することで、研修の生産性向上を見込むことができることも理由となります。

遠隔地教育・コスト削減

eラーニングの良さとして、遠隔地で勤務するスタッフにeラーニングによる学習機会を作ることができることが挙げられます。

また、同時にeラーニングで学習できる分だけは集合研修にかかる労力やコスト(移動時間や交通費、会場費、講師など)も同時に削減でき、研修回数を少なくすることができる場合があります。

教育ノウハウの蓄積

昨今人材の入れ替わりも多く、現場では、新しい人材が入ってくる度に現場ノウハウを繰り返し教えるといったOJT研修をしているケースも見られます。

OJT研修等で伝えていた内容のうち、定形にできるものをeラーニング化することで、それまでかかっていたOJT研修コストが軽減されます。

今年も来年も10年後も。再利用も可能。

作成したeラーニングの内容が普遍的であれば、今年も来年も10年後も使うことができる場合があります。もし内容が古くなっても、動画の前後に解説する動画を付け加えるなど補足することで、再利用することも可能です。

主体的な学びの実現

成長させるべきスキルの提示と、そのスキルを伸ばすeラーニング教材や研修を提供することで、「自分のため」に学習をするモチベーションの高くなります。

eラーニングはいつでもどこでも学習できるという特徴があるので、主体的に学習する環境の提供につながります。

eラーニングの学習管理システムのデータを活用することによる生産性向上

eラーニングの学習管理システムを使用することにより、管理者は学習・研修管理を行えます。弊社プロシーズのシステムを例として見てみましょう。

eラーニングによる学習の進捗管理

進捗管理が容易で、各学習者が何度ログインしているか、講座をどこまで受講しているかをひと目で確認することができます。

eラーニングのカリキュラムに理解度判定テストなどが含まれている場合には、テストの点数も確認できます。
知識レベルの把握できるので、追加で学習機会が必要なのか、といった判断をしたりする際に役立ちます。

eラーニングによる学習の促進

eラーニングによる事前学習を取り入れたブレンディッドラーニングを行う際には、原則として、集合研修までにeラーニングによる個別研修を終わらせなくてはなりません。

個別研修が遅れている学習者に対しては、受講を促進するメールを自動的に送信したり、フォローすることもできます。

集合研修の申込み管理

eラーニングによる個別の研修と、全体で集まって行う集合研修を同じ学習管理システムで統一的に管理することができます。

学習管理システムを利用して、集合研修の申込みを管理すれば、日程調整が容易になります。

集合研修の出席や評価の管理

学習管理システムを利用して、集合研修における出欠や、ロールプレイなどの評価を入力することができます。

それにより、個別研修と集合研修の両方について、出席や評価などのデータを一元的に残すことができます。

研修中や研修後のレポート提出、管理

研修中や研修後にレポートを提出する場合には、学習管理システムにてレポートを受け取り、管理します。

レポートにフィードバックが必要な場合には、そのやり取りをコメントとして送受信することもできます。

研修結果の分析

研修の終了後、学習管理システムを利用して、グループごとのテスト平均点や進捗の分布グラフなどを表示させ、結果の分析をすることができます。
また、学習者にアンケートを提出させることも可能です。
これらによって得られた学習データやスキル情報は評価やマネジメントに活かすことができます。

ある企業では、特殊な業務を行う上で、必ず認定試験を受けるという社内認定制度を作り、学習・試験を修了した証である認定証を発行しています。その過程でブレンディッドラーニングを用いており、学習管理システムで修了までの学習データ把握から、認定証の自動発行まで行っています。

 

eラーニングの学習管理システムは、以上のように、個別研修と集合研修の両方を効率的に管理することができます。
そのために、企業の集合研修にeラーニングを取り入れることにより、研修の生産性向上が見込めます。

 

個別学習のデメリットを集中度測定で解消できる

集合研修であれば、学習者の態度を確認することができますので、集中して学習しているのか、そうでないかを容易に知ることができます。
しかし、eラーニングは個別に行われるために、学習態度の測定が難しいことが難点とされてきました。

弊社プロシーズでは、2019年12月より、学習者の集中度を測定するシステムの提供をはじめましたのでその概要をご紹介します。

集中度を測定する仕組み

学習者の集中度測定は、データミックス社が提供する「Sension」を活用しています。
プロシーズの学習管理システムで講義を受けることにより、学習者の集中度について、時間経過による推移を取得することができます。

Webカメラは使用しますが、録画や撮影は行わないため、個人情報を記録することはありません。

集中度の測定により可能となること

集中度を測定することにより、例えば以下のようなことが可能となります。

集中度の低下を知らせる

効率的に学習するため、受講者に集中度の低下を知らせることができます。

講座を改善する

ある講座の集中度が多くの学習者に共通して低ければ、その原因は講座の質に隠れている場合があります。eラーニングのどの部分で集中度が落ちているなどがわかるため、問題となる箇所を見つけ、講座の改善につなげることができます。

学習者の態度改善を促す

ある学習者の集中度が全体の平均よりあまりに低い場合には、態度を改善するよう促すことも可能になります。

個人の興味・関心に沿ったマネジメントを行う

集中度の推移と講座内容との関連性を見ることで、学習者の興味・関心がどのようなところにあるのかを知ることができます。
それにより、個人の興味・関心に沿った業務にアサインするなどのマネジメントが可能となります。

 

ブレンディッドラーニングを詳しく知りたい方は

eラーニングを取り入れたブレンディッドラーニングを企業研修に取り入れることにより、研修の効果を高めること、研修の管理や運用を容易にして生産性を向上させることが可能となります。
これまでeラーニングの弱点とされてきた学習態度の把握についても、弊社プロシーズの集中度測定システムにより可能になりました。

「eラーニングを取り入れたブレンディッドラーニングについてもっと知りたい」という方は、ぜひお問い合わせください。

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