2026.02.13 eラーニングは意味ない?原因と成功するLMS活用法

「会社で導入したeラーニングが役に立たなくなっている」「受講率が上がらず、教育効果が感じられない」といった悩みから、「eラーニングなんて意味がない」と感じてしまう担当者や受講者は少なくありません。
しかし、eラーニング自体に意味がないのではなく、「学習の仕組み」と「学習内容」の使い分けや、運用の設計に課題があるケースがほとんどです。
本記事では、eラーニングを主力事業とするプロシーズの視点から、eラーニングが「意味ない」と言われる理由と、それを「価値ある学び」に変えるための具体的な解決策を解説します。
1. eラーニングとLMS(学習管理システム)の違い
まず整理しておきたいのが、「eラーニング」と「LMS」の言葉の定義です。ここが混同されていると、課題の切り分けができなくなります。
- eラーニング(教材・手法):
パソコンやスマートフォンを使って学習する「教育手法」そのもの、あるいはその中で使われる「動画教材」「スライド教材」を指します。 - LMS(学習管理システム):
eラーニングを配信し、受講者の進捗を管理し、テストやアンケートを実施するための「プラットフォーム(基盤)」です。
「意味がない」と感じる際、その原因が「教材の内容がつまらない」のか、それとも「受講しにくい、管理が徹底されていない」のかを明確にすることが、改善の第一歩です。
2. eラーニングが「意味ない」と言われる4つの主な原因
なぜ多くの企業でeラーニングが形骸化してしまうのでしょうか。
① 受講が「目的」になってしまっている
「全社員が期間内に受講完了すること」だけがゴールになると、受講者は「動画を流しっぱなしにする」「答えを写してテストに合格する」といった行動に走ります。これでは知識の定着は望めません。
② 教材が現場の業務と乖離している
汎用的なマナー研修やコンプライアンス研修ばかりで、「今の自分の仕事にどう役立つのか」が不明確な場合、受講者のモチベーションは低下します。
③ 孤独な学習でモチベーションが維持できない
一人で画面に向かうeラーニングは、強制力が弱く、分からないことがあってもその場で解決できません。この「孤独感」が挫折を生みます。
④ システムが使いにくく、学習の妨げになる
ログインが面倒、スマホで視聴できない、どこまで進んだか分かりにくいといった「システム側の不備」は、学習意欲を削いでしまいます。
3. 「意味のある」教育に変えるための3つの仕掛け
eラーニングを意味のないものにさせないためには、以下の3つのポイントを意識した設計が必要です。
アウトプットとフィードバックの組み込み
インプット(視聴)だけで終わらせず、レポート提出や確認テスト、さらには現場での実践報告をセットにします。
「ブレンディッドラーニング(混合学習)」の採用
すべての研修をeラーニングにするのではなく、対面研修やオンラインワークショップとeラーニングを組み合わせる「ブレンディッドラーニング」が効果的です。重要なポイントを対面で実践、予習・復習をeラーニングで行うことで、学習効果を最大化できます。
学習管理システムの機能をフル活用する
単に動画を置くだけではなく、LMSが持つ「チャット機能」や「通知機能」を活用し、受講者を孤立させない仕組みを作ります。
システム以上に重要な「学習文化」と「自分事化」の醸成
eラーニングの成功は、システムの機能だけでは決まりません。受講者が「これは自分に必要なことだ」と納得できる土壌づくりが不可欠です。
経営トップやマネージャーが「学びの重要性」を宣言する
教育を「人事のルーチンワーク」にしないためには、経営層やマネージャーのコミットメントが欠かせません。コンプライアンスやスキルアップが「なぜ今の組織に必要なのか」、意義を言語化し、発信します。
役員やマネージャーが率先して受講する姿勢を見せることで、組織全体に「避けて通れない重要な取り組みだ」という納得感が生まれます。
自社や同業他社の事例を教材に組み込む
一般的な法令解説やマナー講座が「つまらない」と感じられるのは、内容が抽象的で現場のイメージが湧かないからです。
汎用的な教材に頼るだけでなく、自社や同業他社でで起きた過去のトラブルや、業界特有のヒヤリハット事例をケーススタディに盛り込むことで、「自分たちの職場でも起こりうる」というリアリティを持たせ、受講者の「知りたい」という意欲を刺激します。
4. LearningWareで実現する「効果が出る」eラーニング運用
プロシーズが提供するLMS「LearningWare」には、eラーニングを「意味のあるもの」に変えるための機能が凝縮されています。
「受けっぱなし」を防ぐ管理・コミュニケーション機能
- きめ細かな進捗管理
誰がどこまで進んだか一目で把握でき、未受講者に対して自動で督促メールを送るなど、運用負荷を下げつつ受講率を担保します。 - コミュニティ機能
受講者同士や講師とやり取りできるチャットや、トークボードのタイムライン機能を活用することで、みんなで成長できる学びの場へと変えることができます。
モチベーションを高めるゲーミフィケーション
- バッジ機能
学習状況に応じて特定の条件クリアでバッジを付与することで、楽しみながら継続できる仕掛けを提供します。
現場に即した独自教材の簡単配信
- 教材作成機能
汎用教材だけでなく、自社事例を盛り込んだり、自社独自のノウハウをパワーポイントにしてアップロードするだけで、すぐに社内教育に活用できます。
5. まとめ:eラーニングを「組織の力」にするために
eラーニングは、正しく運用すれば「いつでも・どこでも・均質に」学べる非常に強力なツールです。
「意味がない」という評価で終わらせないためには、LMSという「器」を最大限に活かし、受講者が「自ら学びたくなる設計」を行うことが重要です。
プロシーズでは、システムの提供だけでなく、導入後の活用コンサルティングや教材制作もサポートしています。教育の形骸化にお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。