滋賀大学 様 決め手は顔認証による本人確認
課題と施策
滋賀大学様は、豊かな人間性とグローバルな視野を備えた専門性の高い職業人の養成と、創造的な学術研究への挑戦を通して、人類と社会の持続可能な発展に貢献されています。
文部科学省の教育事業を受託され、感染症対策にともなうオンライン化に向け、本人確認を行えるよう顔認証機能を搭載したLearningWareの導入に至りました。
今回は、徳田教授と教員免許状更新講習事務室の皆様にお話をお伺いいたしました。
氷河期世代の活躍を促進するため、eラーニングを導入
eラーニングを始めようと思われた理由を教えてください。
文部科学省にて公募が行われた「就職氷河期世代を対象とした教職に関するリカレント教育プログラム事業」を、2020年3月に受託したのが発端です。
この事業は、教員免許状は持っているものの、就職氷河期により教職への道を諦めざるを得なかった方々が学校現場で活躍できるように支援するものです。
我々は以前から教員免許状の更新を行うための講習を対面で行っていましたが、2020年4月に緊急事態宣言が発令されたため、対面講習ができなくなってしまいました。そこで、リカレント教育プログラムおよび教員免許状更新のための講習にeラーニングの導入を決めました。
決め手は顔認証による本人確認
LMS(eラーニングシステム)導入の際に重視された点はどこでしょうか?
これまでの講習では、本人が受けているかを確認するため、対面で行うのが通常でした。しかし、今回は新型コロナウィルス感染拡大の影響もあり、オンラインで講習を行わなければなりませんでした。
また、講習を成立させる要件に「本人確認ができること」という項目があります。そのため、eラーニングを受講する方が免許状更新者本人であることを確認しなくてはならないため、オンラインといえども本人確認ができる、という点は必要不可欠でした。
オンラインで教員免許状更新の試験を行うことになったので、テスト結果の集計や確認などを行いやすいかどうか、販売・決済機能が使いやすいかどうか、という点も重視しました。
そんな中でプロシーズのLMSを選定いただいたのはどういった点が決め手になったのですか?
やはり、顔認証システムによる本人確認が可能である点が決め手でした。
新型コロナウィルス感染拡大の影響で対面講習をすることが難しいとわかってから、実施までにそれほど時間がありませんでした。顔認証機能を導入している企業は少なく、かといって私達がシステムを一から構築するのも時間がかかりすぎるので、どうしたものかと困っていました。しかし、LearningWareはすでに顔認証機能が搭載されており、すぐに運用を開始できるというメリットがあり、導入を決めました。
また過去の実績を拝見したところ、政府や大手企業などの案件を多く扱われていたので、その点もLearningWareを選ぶ後押しになりました。
実際にプロシーズのLMSを使用して、いかがでしたか?
無事にリカレント教育プログラムおよび教員免許状更新のための講習・試験を行うことができました。しかし、改善いただきたい部分もあります。学びなおしをされる方や教職員といった今回の受講者の中には、スマートフォンやPCにほとんど触れてこなかった方もいらっしゃいます。そのような方々にもわかりやすいように、UIをもっと工夫していただきたいと思っています。
実際、その方々から多くのサポート依頼をいただき、緊急の対応を求められることもありました。受講者が安心して快適に受講いただけるよう、予めの準備が必要だと感じています。
プロシーズ様には引き続きUIを改善いただくとともに、適切な対応ができるようQ&Aなどの形で講習をフォローいただきたいと思っています。