働き方改革について

今、働き方改革が叫ばれています。

少子高齢化によって、2060年には労働力人口は現在の6割近くになると予測されています。

(出典)2010年までは総務省「国勢調査」(年齢不詳人口を除く)、2014年は総務省「人口推計」(12月1日確定値)、2015年以降は国立社会保障・人口問題研究所「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」(出生中位・死亡中位推計)

(引用)
http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/h27/html/nc251110.html

不足する労働力を補完するためには、男性をメインとした正社員だけではなく、国籍、年齢、性別、また働き方においてもフリーランス、テレワークなど多様性を認めることが効果的です。家庭の事情によって離職した方が仕事に復帰しやすいような環境を作ったり、時間や空間に縛られない働き方ができることも重要になってきています。

こうした多様性のある働き方ができるよう、例えば長時間労働を是正しながらもっと皆が働きやすい社会にしてこうね、というのが働き方改革ということになります。
具体的には、残業時間の上限規制や、毎月1回金曜日の夕方3時に退社するというプレミアムフライデー、テレワークという新しい働き方など、長時間労働を是正するさまざまな動きが社会で起こっています。

この長時間労働の是正という側面ばかりが強調される一方で、「仕事終わってないよ、でも帰らないと…困ったな」「優雅にプレミアムフライデーだなんて、まだまだできないよ…」という従業員の戸惑いの印象が強いかな~と思っています。

これまでと同じ業務を、これまでより短い時間で行わなくてはいけない……長時間労働をなくすために、まず生産性を向上させないと!という課題が目の前に突き付けられているのです。

AIによる生産性向上

ようやく、ラボらしい話題となります。

生産性を向上させるために、AIを活用できないか?という話がラボで出てきています。

例えば、営業会社さんの場合。
新規獲得営業時にAIによって業務フローごとにアドバイスを行い、効率的に受注できるようにしたり、各営業ごとの弱点を重点的にトレーニングできるようにしたり、といったことが実現できれば、属人的な営業スタイルではなくなり、生産性が上がります。
ジョブローテーションという側面から考えても、配置転換もしやすいですし、新しい方を採用した時も安心です。OJTの研修よりも早く成果につながる可能性があります。
さらに営業メンバーのモチベーションも保てます。

営業効率をAIによって高められないか?という話題です。

<実現した時のイメージ>

  • 問い合わせが入ると、「この会社の業界の受注率は○%、○日以内にアポを取ることで受注率が○%上昇します」という通知が来る
  • 初回アポ後に「この会社の規模の場合、直接要求されたこと以外には○○ということを考慮しながら提案すると良い」というアドバイスが来る。
  • 「提案までに○日を要しました。クライアント検討フェーズでは○日以内にクロージングまで持っていけると受注率が○%上昇します」というアドバイスが来る。
  • 「○○というプランナーは初回アポまでに○日を要してしまうと失注率が○%向上する」というアドバイスが来る。

すでにさまざまな企業もAI活用を始めており、例えばソフトバンク社はIBMのコグニティブ・システム「Watson」をベースにした社内AI「Softbank Brain」を活用しているそうです。

AIの活用は、生産性の向上はもちろんですが「研修に時間がかかって、なかなか成果につながらない」「採用してもすぐに辞めてしまう…」といった、教育&採用の観点からも非常に重要だと考えています。
プロシーズの商品・サービスにもAIを活用していけることを模索しています。