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派遣の学校に追加された新規ビジネススキル系講座の活用方法
派遣の学校をご利用の皆さま、また、キャリアアップ教育訓練のeラーニングをお探しのご担当者さま
2024年末、『派遣の学校』に新たに3つのビジネススキル講座が追加されました。
- 報連相 上手な質問講座
- 実践!営業の壁対策講座1
- 実践!営業の壁対策講座2
これらは、法令に準拠した教育訓練として活用できるだけでなく、派遣社員の実務力アップにもつながる内容となっています。
ご存じのとおり、労働者派遣法第30条の2により、派遣元事業主には、年8時間(480分)以上のキャリアアップ教育訓練を、有給・無償かつ段階的・体系的に提供する義務があります。
本記事では、新たに加わった3講座の内容と活用方法を、職種や経験に応じた活用のヒントとともにご紹介します。
法令対応にとどまらず、現場のスキル育成にも活かせる講座を、ぜひ活用してみてください。
報連相 上手な質問講座:1年目の派遣社員に最適な入職時研修
学習時間:60分
社会人の基本である「報告・連絡・相談(報連相)」をテーマにした本講座は、派遣先に入職したばかりの1年目社員向けの入職時研修に最適です。特に「上手に質問する力」に焦点を当てており、相手の意図を的確に理解し、自ら考えて行動するスキルを育てます。
「なんとなく聞きにくい」「報告のタイミングがわからない」といった新人にありがちな悩みを解消し、現場でのコミュニケーション力を早期に向上させる効果が期待できます。入職初期の不安解消や定着支援にもつながります。
実践!営業の壁対策講座1:営業職の悩みを乗り越える第一歩
学習時間:120分
営業職に派遣された社員が直面しやすい「成果が出ない」「会話が続かない」といった壁に対し、具体的な事例を用いてその対策を学ぶ職能別講座です。営業活動の基本を振り返り、自身の課題を認識し、どこを改善すべきかを明確にする構成となっています。
営業経験が浅い派遣社員や、過去に苦手意識を抱いた方にもおすすめできる内容で、実務力の底上げと自信の醸成に効果的です。
実践!営業の壁対策講座2:顧客心理を掴み、成果につなげる
学習時間:120分
講座1の内容をさらに発展させ、顧客との信頼関係構築や提案力の強化に焦点を当てた続編です。実際の営業シーンを想定した演習やトーク事例を通じて、より高度な営業スキルを習得できます。
中堅層の派遣社員のキャリア形成に有効であり、段階的な職能別研修として導入することで、教育訓練の体系化にも貢献します。
教育訓練に「資する理由」を明確に
本記事でご紹介した3講座はいずれも、以下の点において「キャリアアップに資する」内容であると説明できます。
- 入職時研修、職能別研修として活用可能
- スキルの向上と実務での即戦力化を促進
- 段階的な教育設計により法令要件を満たす
さらに、「派遣の学校」は受講管理や修了テスト機能が充実しており、事業報告書作成や社内の教育記録整備にも適しています。
まとめ:教育訓練の質が、派遣先満足と定着率を左右する
キャリアアップ教育訓練は、法定義務の履行にとどまらず、派遣社員のスキル向上と職場への定着、そして派遣元企業としての信頼向上につながります。