公益社団法人日本サウナ・スパ協会様は、サウナの正しい知識の普及や事業者の資質向上、健全な事業の発展などを目的に、1990年に設立された団体です。サウナ・スパの調査研究や技術開発のほか、基準を満たした施設の認定、施設監理技術者を育成するための認定資格の設立や講習会の開催など、さまざまな活動を行っていらっしゃいます。

その一環として、2023年春に創設された新たな認定資格「ウィスキング for ビギナーズ」においてTestableを導入いただきました。その理由や決め手となったポイント、導入時のフォロー状況などについてお話を伺いました。

海外の文化を国内に正しく伝えるために求めたのは
わかりやすく使いやすいスマホ受験可のシステム

プロシーズ側（以下P）　── 最初に「ウィスキング」と、その資格設立に至る背景について教えていただけますか。

公益社団法人日本サウナ・スパ協会様（以下S）　まずウィスキングとは「施術者がサウナ室内の温湿度を調整しつつウィスクと言われる植物の束などを用い、体験者の心身をととのえること」を指します。主にバルト三国などで長く愛されてきた入浴法であり、私たちは「サウナ文化そのもの」だと考えています。

そうした日本にはない文化を正しく伝えるためにはどうすればいいかと考えた結果、認定資格として知識を広めるのがいいのではないかということで設立に至りました。

弊会では以前から「サウナ・スパ 健康アドバイザー」という認定資格を設立しています。これはサウナの正しい知識を身に付け、健康増進に繋げていただくために設けたもので、近年はサウナブームもあり、受講者が想像以上に増えています。ウィスキングの認定資格も同様に、サウナファンの皆さまが楽しく正しい知識を得られるようにしたいという思いから設立しました。

P　── オンライン試験システムを選ぶ上で重視していたポイントはございますか。

S　スマホで受講ができることに加え、ユーザーインターフェースがわかりやすく、管理しやすいものを探していました。

今回の資格は主に40代以下の方をターゲットと考えていたので、スマホなどオンラインで受講できるシステムにしたいと考えていました。しかし弊会でオンライン試験を導入するのは初めてだったので、ユーザーが使いやすく、管理者も欲しいデータが抽出できるかというのは特に注視していた点です。

決め手は担当者の真摯な対応
導入後もスムーズに運用

P　── Testable導入の決め手となった点についてお聞かせください。

S　ユーザーインターフェースや管理画面の要件に加え、担当者の方の対応がとても良かった点ですね。

Testableは簡単に受講申込ができるなど、ユーザーが使いやすい画面設計になっていると感じました。管理画面に関しては合格者と不合格者それぞれに通知を出したり、受験期間ごとに対象者を抽出したりと、欲しかった機能が備わっていたことが良かったです。

何より一番の決め手は、プロシーズの担当者さんの対応が素晴らしかったことです。要望に対して「できません」ではなく、社内に掛け合ってくれたり、対案をご提案いただいたりといった姿勢を、見せてくださったことは大きかったですね。また、最初に見せていただいたデモサイトもすごく力が入っていて、私たちに対するプロシーズさんの姿勢が強く伝わりました。

他にも、私たちでは確認できなかった設定上の漏れを見つけてくださったり、こちらの意図を汲み取った上でのご提案をいただけたこともありがたかったですね。私たちも初めての取り組みだったので、アドバイスがなければ今の形では運用できなかったかもしれません。

サウナもそうですが、やはり人が重要なんです。その施設を作った人の気持ちを感じたり、それに応えていくことで形作られていくところがあるので、今回のシステム導入でもその部分をとても大切にしました。

P　── ありがとうございます。実際に導入してみた感想はいかがですか。

S　現段階ではシステムに関する問い合わせやクレーム等はまだありません。その点からも、ユーザーの皆さんにはスムーズに使っていただいているのだと思います。

P　── 今後の活用やプロシーズに期待することはございますか。

S　今後は他の試験もオンライン対応にしていくかもしれません。その際にはぜひプロシーズさんに相談したいと思っています。他にも現状のシステムで改善していきたいことや、プロシーズさんの他のサービスを利用してチャレンジしていきたいことなどがたくさんあります。これからがとても楽しみです。今後ともよろしくお願いいたします。

P　── ありがとうございました。これからもご期待に添えるよう、引き続き取り組んでまいります。