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専門家連携で実現する日本認知症資産相談士協会(JDAC)の挑戦
専門家連携で実現する
日本認知症資産
相談士協会の挑戦
一般社団法人日本認知症資産相談士協会(JDAC)様
一般社団法人日本認知症資産相談士協会(Japan Dementia Asset Consultation)様は、認知症による資産凍結問題を防ぐため、資産管理、医療、法律、税務など多岐にわたる専門家が連携し、知識を深める場の提供と、「認知症資産相談士」資格制度の運営を通じて、社会課題の解決を目指す団体です。
資格試験の全国展開と会員増加に伴う運営効率化のため、オンライン試験システム「Testable」を導入されました。今回は、資格創設の背景やシステム導入の経緯、今後の展望についてお話を伺いました。
プロシーズ側(以下P) ── まず、「認知症資産相談士」資格を創設された背景と、オンラインでの試験導入を検討されたきっかけについて教えていただけますか?
日本認知症資産相談士協会 様(以下 J) 認知症になるとご本人の資産が実質的に凍結され、ご家族が困窮したり、トラブルになったりするケースが後を絶ちません。
こうした問題を未然に防ぐには、資産管理だけでなく、医療や法律、税務といった幅広い知識と専門家の連携が不可欠です。
しかし、従来はこれらの専門家が一堂に会して体系的に学ぶ機会が限られていました。
そこで、これらの知識を網羅的に学べる「認知症資産相談士」資格を2023年8月に創設しました。
当初は弁護士や税理士など専門家しか参加しないような講習で資格を付与していましたが、できるだけ多くの方、例えば介護士さんや看護師さんといった現場の方々にも、認知症になった時の金融・税務・法律の知識を身につけていただき、相談に乗れるようになってほしいという思いがありました。
全国に支部が広がるにつれ、時間や場所を選ばずに受験機会を提供する必要性を感じ、Webでの資格試験導入を決めました。
また、会員数の増加に伴い、試験運営や会員管理の効率化も課題となっていました。
P ── Testable導入の際に、最も重視されたことや決め手となったことを教えてください。
J より多くの方に資格試験の機会を提供するという点でWeb試験は有益だと考え、複数のシステムを比較検討しました。
「Testable」は、私たちが求めていたWebでの試験実施機能はもちろん、申し込みから講座販売、テスト、そして会員間のコミュニティ機能までが1つで管理できる点が最大の決め手でした。
欲しかった機能が1つのシステムで管理できることが運用面で非常に魅力的でしたね。
P ── 実際にTestableを導入されてみて、使い勝手や効果はいかがですか?
J 導入によって、資格試験の実施に向けた準備や会員情報の管理が非常にスムーズに進められています。管理画面も比較的直感的に使うことができ、必要な設定や情報更新を自分たちで行えるので、事業の成長に合わせて柔軟に対応できる点に大きなメリットを感じています。
まだ導入初期段階ではありますが、Web試験が可能になったことで、全国どこからでも資格取得を目指せるようになり、より多くの方に機会を提供することができたという手応えを感じています。
P ── 支部間の連携を強めるにあたり、運用面で工夫されている点はありますか?
J はい、各都道府県に支部を設立し、そこを拠点に勉強会を毎月または隔月で開催しているのは、非常に良い取り組みだと感じています。 税理士、弁護士、司法書士といった法律専門家から、介護・医療関係者、金融機関職員まで、多様な専門家が集い、知識や情報を共有し連携を深めています。
今後は「Testable」のトークボード機能も活用し、会員への最新情報の発信や、会員同士の情報交換をさらに活発にしていきたいですね。
また、各都道府県の高齢者サービスや行政支援制度など、地域に根差した情報も支部ごとに学び、より質の高いサポートに繋げていきたいと考えています。
P ── 今後の協会の展望についてお聞かせください。
J 現在は京都、大阪、兵庫、愛知、東京、福岡を中心に支部を展開していますが、今後はこれを全国に拡大し、文字通り全国的な専門家ネットワークを構築したいと考えています。
各支部で地域に根ざした学びや連携を深めつつ、会員エンゲージメントも強化していきたいと思っています。
例えば、トークボードの設定で投稿時にはメール配信もするなど、機能を活用してログインしないユーザーにも定期的に情報発信していきたいと思います。
また、会員の専門分野や地域がわかる会員マップをWebサイトに掲載し、一般の方が相談しやすい環境を整えたり、動画コンテンツの配信で会員の学習機会を充実させたいとも思っています。
オンラインでの会員交流会も定期的に開催し、連携をより一層深めていきたいですね。
P ── 最後に、今後プロシーズに期待すること、実現してほしいことはありますか?
J いくつかあります。まずは、決済方法についてです。
現在、一括支払い商品と月額支払い商品に対応されていますが、年払いなどの更なる決済の種類の拡充があれば嬉しいです。
あとは、「Testable」を利用している他の団体の担当者の方々との交流の場ですね。
オンライン・オフラインは問いませんので、他社の活用事例はもちろん、テストの表示方法や運用してみての感想、デザイン面での工夫、チャット機能の活用法など、具体的なナレッジシェアができるような交流会があると、自社の運用改善に繋がると考えています。
最後に、管理画面についてです。現状はPCからしかアクセスできませんが、外出先などからスマートフォンやタブレットで手軽に状況をチェックしたいというニーズもあります。
モバイル対応していただけると、場所を選ばず作業ができ格段に便利になりますね。
P ── 貴重なご意見、ありがとうございます。決済方法の柔軟化や交流の場の提供、機能改善など、ご期待に添えるよう、引き続き開発とサポートに取り組んでまいります。本日はありがとうございました。